インドビザ：インドへの入国要件と旅行前の情報

インド観光eビジタービザとは何か、その対象者は誰か？

インドのeビジタービザ（観光ビザ）の対象者は誰ですか？

欧州連合（EU）、米国、英国、すべての南米諸国、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、南アフリカ、韓国、日本、ロシア、フィリピン、およびその他の国の国民が対象です。

インドのeビジタービザの対象外となるのは誰ですか？

• モルディブ国民は、最大90日間ビザなしでインドに入国できます。

• 日本、韓国、アラブ首長国連邦の国民は、ベンガルール、チェンナイ、デリー、ハイデラバード、コルカタ、ムンバイの各空港で到着時ビザ（VoA）を取得可能です。

• 中国国籍など、大使館ビザが必要な方々。

インドのeビジタービザの目的は？

観光活動（観光、休暇、家族訪問など）を目的としています。

インド観光eビジタービザでの最大滞在期間は？

インドの観光eビザにはさまざまな種類があり、旅行のニーズに合わせたオプションが提供されています。

• 30日間の2回入国可能なeビザ : 発行日から1年間有効で、その間に2回の入国が許可されます。各滞在は最大30日間です。

• 1年間の複数回入国可能なeビザ : 1年間有効で、その間に複数回の入国が可能です。各訪問は最大90日間（米国、英国、カナダの国民は1回の訪問で最大180日間滞在可能）。

• 5年間の複数回入国可能なeビザ: 5年間有効で、その間に複数回インドを訪問可能です。各滞在は最大90日間（米国、英国、カナダの国民は1回の訪問で最大180日間滞在可能）。

ビザの有効性に関する重要事項

以下にご留意ください:

• 有効期間: ビザの有効期間と開始日。

• 滞在期間: 入国後の最大滞在日数。

例：ビザの有効期限が2024年5月1日である場合、その日までに入国が必要です。.

到着時にビザの有効性に基づき滞在日数が決まります。たとえば、ビザが30日間有効で、2024年5月1日に到着した場合、2024年5月30日まで滞在可能です。

インドeビジネスビザとは何か、その対象者は誰か？

インドのeビジネスビザの対象者は誰ですか？

インドのeビジネスビザは、世界160か国以上のビジネス旅行者が対象です。

インドのeビジネスビザの目的は？

このビザは、インドで商業活動を拡大したいと考える個人向けです。滞在中に次の活動が可能です：

• ビジネス会議やイベントへの参加。

• 潜在的な仕入れ先、消費者、その他のビジネスパートナーとの面会。

• 製品の配送、設置、またはメンテナンス。

• ガイドや追加のビジネスサービスの提供または実施。

• 人材の採用。

なお、ビジネスビザではインドでの就労は認められていません。そのため、インド大使館を通じて就労ビザの申請が必要です

インドeビジネスビザでの最大滞在期間は？

インドeビジネスビザの1年間の有効期間内に、各訪問で最大180日間滞在することが可能です。

インド大使館ビザとは何か、その対象者は誰か？

インド大使館ビザの対象者は誰ですか？

従来のインド大使館ビザは、eビザの対象外であるため、インドのビザが必要な旅行者向けです。

インド大使館が発行するビザの目的は？

このビザは、友人や家族の訪問や観光といった観光活動専用です。

インド大使館ビザでの最大滞在期間は？

この複数回入国可能なビザの有効期間は国籍によって異なり、5〜10年の範囲です。

外国人旅行者は、承認後90日から180日の期間インドに滞在することが許可されます。

インドeメディカルビザとは何か、その対象者は誰か？

インドの医療ビザの対象者は誰ですか？

母国の病院や医療提供者から許可を得て、特定の医療治療をインドで受けたいと希望する方が対象です。また、患者のサポートを目的としたeメディカル・アテンダントビザも用意されています。

インドeメディカルビザでの最大滞在期間は？

インド到着時にeメディカルビザの有効期間は60日間です。これにより、ビザの承認後から到着までの2か月間で治療、回復、後続のケアを受けることが可能です。

また、追加の診察のために3回までの入国が許可されています。

インド・トランジットビザとは何か、その対象者は誰か？

インド・トランジットビザの対象者は誰ですか？

インドを経由して他の目的地に向かう際には、インド・トランジットビザが必要です。インドを経由するための有効なチケットなど、旅行手配の証拠を提示する必要があります。

インド・トランジットビザが免除されるのは誰ですか？

指定された空港区域内にとどまる場合、インドでの航空機の乗り継ぎにトランジットビザは必要ありません。

また、船での移動中に船から降りなければ、インド・トランジットビザは必要ありません。

インド・トランジットビザの目的は？

インド・トランジットビザは、インドを経由して他国へ向かう旅行者向けに発行されます。

インド・トランジットビザでの最大滞在期間は？

旅程に応じて、最大15日間有効なシングルまたはダブルエントリービザが選択できます。

インドで利用可能な長期ビザオプションとは？

インドには、就労、教育、ビジネス、居住などさまざまな目的に応じた長期ビザの選択肢が用意されています。以下は、よく利用される長期ビザのいくつかです：

• 就労ビザ: インドの企業や団体に雇用が決まった熟練専門家（技術者、技術スペシャリスト、高位管理職など）に発行されます。

• 学生ビザ: インドでフルタイムの学業に専念することを目的とする個人向けです。認定教育機関でのコース期間、または最長5年間のいずれか早い方まで有効です。

• 研究ビザ: インドの認定機関で学術研究を行うことを希望する方に、最長3年間発行されます。

• インターンビザ: インドの教育機関、企業、非政府組織でインターンを希望する外国人向けです。

• フィルムビザ: 長編映画や商業映画の撮影目的で、最長1年間有効なビザが発行されます。

• Jジャーナリストビザ: プロのジャーナリストや写真家向けに、最長3か月間の滞在が許可されます。

現在、これらのビザは提供しておりませんが、追加の情報はインド内務省から入手可能です。

インドで健康を維持するために知っておくべきこと

インドの医療施設とその基準は、施設の種類や場所により大きく異なります。旅行者は以下の点に注意してください。

標準的な予防接種の重要性

インドでは、汚染された食物や水を介してA型肝炎や腸チフスなどの病気にかかる可能性があるため、予防接種を検討することが推奨されます。

黄熱病リスク地域を出発してから6日以内に入国する9か月以上の旅行者は、黄熱病の予防接種証明書を提示する必要があります。

COVID-19に関するインドの要件（検疫、検査、ワクチン接種証明など）については、インド政府のウェブサイトや航空会社でご確認ください。

医療施設

• 都市部の私立病院や専門医療センターは、質の高い医療サービスを提供しており、医療観光でもよく利用されます。

• 公立病院や地方の医療施設は基本的な医療サービスを提供していますが、過密状態であり、国際基準に達していない場合が多いです。

• 薬局では多様な薬が処方箋なしで入手可能です。

医療保険

どの目的地へ行く際も、健康保険の加入を推奨します。インドでは主要都市で私立医療が利用できますが、非常に高額なため、充実した医療保障のある旅行保険の加入が推奨されます。

出発前に保険会社と確認し、適切なレベルの保障を確保してください。

その他考慮すべき事項 :

• 旅行キャンセルや遅延、旅行中断に対する補償。

• 医療費や医療搬送の補償。

• 荷物の保険。

インド滞在中に注意すべき事項

安全で快適な滞在のため、以下に注意してください：

1. 食物と水の汚染: 旅行者下痢（デリーベリーとしても知られる）は一般的な問題です。信頼できる場所でよく調理された食物を摂取し、ボトルや煮沸された水を使用しましょう。路上での食事や汚染された水での遊泳には注意が必要です。

2. 蚊が媒介する病気: マラリア、チクングニア、デング熱が多く見られ、特に農村部や雨季に注意が必要です。虫除けスプレーや長袖の着用で対策を行いましょう。

3. 動物による危険:インドでは狂犬病が多く、特に野良犬に注意が必要です。出発前に狂犬病の予防接種を受け、噛まれた場合は直ちに医療機関で治療を受けることが重要です。雨季には動物の排泄物で汚染された水を通じてレプトスピラ症が広がることがあります。

4. 大気汚染: デリーなどの都市部では、大気汚染が呼吸器疾患や喘息を悪化させる恐れがあります。結核は長期滞在者にとって懸念事項ですが、短期滞在でも意識することが重要です。

個人使用のための薬品

市販薬をインドに持ち込む際は、次のガイドラインに従ってください：

• すべての薬を申告: 個人用の薬を全て税関に申告します。

• 元の包装: 薬は必ず元の容器に入れ、手荷物内で透明なポーチに保管します。

• 医師からの書簡または処方箋: 英語で書かれた処方箋を、医師や適切な権限のある人物からのものとして提示します。

• 制限の確認: 処方薬が持ち込み可能か、インド大使館に確認します。

• 旅程に対応した量: 滞在期間に見合った量のみを持参し、トラブルを防止します。